Explorations

2005年2月1日 音楽
BILL EVANS CD Fantasy/Original Jazz Classics

今日は、先日会った友人Sとの出会いを思い出しながら、このCDを聞いてます。もちろん飲んでます。

このアルバムはBill Evansの1961年の作品。
Bill Evansといえば、ジャズを普段聴かない人でも、名前くらいは聞いたことはあるかもしれない。ジャズピアニストの大御所の一人だと思う。
確か、私が初めて買ったジャズのCDはこの作品だった気がする。
多分、新宿のユニオンとかで買ったんじゃないかな、と思う。

友人Sとは、大学に入って初めてバンドを組んだ仲間の一人で、その時一緒に演った曲が、このアルバムにも収められているスタンダード曲「Beautiful Love」だった。

当時、全くアドリブなんて取れなくて、このCDを何度も聞いてソロを耳コピしようと努力した。

耳コピするのはアドリブを否定すると思っている人がたまにいるけれど、初心者はまず、先人達がどんな演奏をしていたのかに耳を傾けるべきだと思う。
真似ることで学んでいき、そして徐々に独創性を発揮していくのだと思う。

また、当時、自分のアドリブばかりに目を向けていたけれど、ピアノというパートははソロ以外ではバッキングに徹しているため、周りの人と楽しくやっていく為には、バッキングの方が重要だと気付いたのは、残念ながらしばらく後になってからだった。

・・・と、そんな事より、
この間、飲んでいて二人で反省したことがあった。
以下、その話。

私の学年にはもう一人、ウッドベース担当の友人Nというのがいた。
私やSのような気の合う仲間内では彼は実に面白い奴で楽しかったのだけれど、それ以外の人からは、「何を考えているのか分からない無口な奴」と評されているような、どちらかというと社交性の無い男だった。

そんな私達が上級生となり、後輩の女の子が入ってくると、逆に、そんなNの「ミステリアスな雰囲気(?)」に惹かれてしまう子が出てきた。

夏を迎えた頃、後輩の女の子から、「N先輩の事が気になってしょうがないんです。でも、今バイト先の先輩から告白されてしまって、どうしようか悩んでいるんです・・。」みたいな相談を、私とSで受けてしまった。

即座にSは「Nみたいなのはやめといた方がいいよ。あいつは君が思っているようなまともな奴じゃない」と否定してしまい、私もある面で正しいことを言ってると思ったので同調してしまった(笑)

そしたら、結果的に彼女はバイト先の先輩と結ばれてしまった(今でも幸せに過ごしているそうだ)
一方、Nは学生時代、そして、今に至るまで春を迎えていない。

先日、Sと飲んだとき、「もう少しあの時、Nの為に頑張ってやってもよかったのではないか」、と二人で反省した。
あの時、私とSの間にあった妙な嫉妬感?がなければ、ひょっとしたらうまくいってたのかもしれない。蓼食う虫も好き好きと言うじゃないか、と。

ちなみに、現在Nは自称・公務員試験受験志望のフリーター。
その実態は、試験勉強をせずに自由業を営んでいる。

三月に東京へ行ったときに、Nとセッションできることが楽しみの一つになった。

もう一度、「Beautiful Love」でもやりたいな。

Evans風にもう一度。

Vienna Concert

2005年1月7日 音楽
Keith Jarrett(p)  Recorded July 13,1991 At Vienna State Opera

Keith Jarrettのピアノソロ作品。
彼のソロ作品はいくつかあるけれど、以前書いた「La Scala」についで私の好きなアルバム。

今日はこれを聞きたくなってしまった。

一曲目「Vienna Part I」は40分を超える演奏なのだけれど、後半、フリーっぽい演奏から、全く違った華やいだ雰囲気へ変わっていく流れは特に素晴らしい。

センターまで残りわずか。
万全な状態で受験は出来ないかもしれないけれど、
少なくとも明らかなミスだけはしないように仕上げていきたい。
Kenny Drew (p) Niels-Henning Orsted Pedersen (b) Alvin Queen (d)
"Keystone Korner", Tokyo, Japan, January 30 & 31, 1991

原宿に当時オープンしたばかりのキーストン・コーナーで収録されたライブアルバム。

私は、ピアノのKenny Drew も一時期よく聞いていて、好きではあったのだけれど、それ以上にベースのPedersenは今でも大好きだ。

このアルバムでは特に、一曲目の「Caravan」でドラムソロからテーマに戻るときの演奏には思わず拍手をおくりたくなってしまう。

Kenny Drewはもう亡くなってしまったけれど、いつかPedersenのベースだけは間近で聞いてみたい。

では、おやすみなさい。
エリック・リード レジナルド・ヴィール グレゴリー・ハッチンソン ダイアン・リーヴス CD ユニバーサルクラシック 1999/08/18 ¥2,541

以前NYを旅行中、HMVに行ったときに地元コーナー(?)で紹介されていた彼のピアノを視聴して思わず買ってしまった。

富士通の「100 GOLD FINGERS」という結構有名どころのピアニスト10人が出るライブにも登場していたので知っている人もいるかもしれない。

ウイントン・マルサリスのバンドでも活躍していたからそっち方面でも有名なのかもしれない。どうなのだろう。(ちなみに私はマルサリス家はあまり聴かない。。)

とにかく、一時期、彼のピアノ、というかこのCDにはまってしまって、何度も聞いていた。
他の彼の作品も聴いてみたけれど、このアルバムが一番最高だと思う。

・・・、
今日は、封印しておいたオーディオ機器を引っ張り出してきてしまって、それで聴いてしまっている。。

最近、ホントに現実逃避気味。
気分が落ち込んでいるのは分かっているけれど、しっかりしたい。。

明日から頑張ろう。
Chucho Valdes(チューチョ・バルデス) CD 東芝EMI 2000/04/12 ¥2,548アナビス

Chucho Valdes はキューバを代表するラテンジャズピアニストで、あのIRAKEREのリーダーの作品。

彼の演奏を初めてみたのは確か2000年のBlue Noteでだったと思う。

目の前で超技巧的なピアノをみせつけられて、開いた口がふさがらなかった。
はっきりと手の残像も見えていた・・マジかよって(笑)。

ミシェル・カミロやゴンサロ・ルバルカバのピアノが物足りなく感じてしまったほどだ。

私はラテン系も大好きだったので、コンガやらあちらの楽器に囲まれてピアノを弾いていた時期もあってとても楽しかったのを覚えている。

いつだかのサッカーのワールドカップで、サークル仲間と一緒に新宿のコマ劇のところで、打楽器片手に周りの若者たちと一緒に応援したこともあったっけ。

楽しかったなぁ。
また、いつか音楽活動できるといいのだけれど。

・・・、
今日は以前受けた河合塾の大学別模試が返却されてきて、あまりの結果の悪さに、ラテンの陽気なリズムに身を任せてしまいたい衝動に駆られて、ボリューム全開で聴きながら酒を飲んでます。。

大分壊れてきたな、自分。。

センターまで持つかな。

では。。

Sea Changes

2004年12月9日 音楽
今日も酒を飲みつつ、Tommy Flanagan Trio のこのアルバムを久しぶりに手に取った。

昨日の日記でも書いた、日本でもNYでも実際にライブで聴いたことのあるピアノトリオの作品。

Tommy Flanagan という人は Ella Fitzgerald の伴奏を長い間していたので彼女の歌と共に聴いたことのある人は多いのかもしれない。

Tommy Flanaganは私の好きなピアニストの一人であるに違いないのだけれど、彼のピアノを聴いていると切なくなってしまう。

それは、目の前で聞いたことのある彼が亡くなってしまったからかもしれないし・・・。
多分他にも理由はあると思うけれど、どちらにせよ彼のピアノを聴いていると思い出すが多い。

特にこのアルバムに収められている「Eclypso」や「Relaxin’ at Camarillo」を聞くと、ある一つの場面が浮かんでくる・・。

また今度ゆっくり聞き直そう。

西村由紀江 Virgin

2004年11月27日 音楽
西村由紀江 CD ヤマハミュージックコミュニケーションズ ¥2,730 pure water

このアルバムに収められている「手紙」という曲が今日テレビで流れていたのをたまたま聴いて、ちょっと昔を思い出した。

初めてこの人のピアノを意識的に聴いたのは高校生の時だったと思う。

当時付き合っていた彼女と別れたその日に、ラジオで西村由紀江さんのピアノが流れていて、ちょっぴりブルーだった自分に優しく語りかけてくれるような感じですぐに好きになった。

大学に入ってからはジャズ漬けだったから、しばらく忘れていたのだけれど、
同じピアノの後輩に、この西村由紀江さんのことが大好きだという子が現れて、数年ぶりに思い出した。

私は、もともとジョージ・ウィンストンとかあっち系も好きだったので、その話も振ってみたら彼女も好きだったようで、濃い〜ぃジャズ仲間に囲まれていた当時の私には、なんだか嬉しかった。

そこで、まだ新入生だった彼女に、ジャズのスタンダードじゃなくて西村由紀江さんやジョージ・ウィンストンの曲を使って、アドリブしてみたらすごく驚いて喜んでくれた。

そんな彼女とその後いろいろ大変だったのだ

ということを今日「手紙」という曲をたまたま聴いて思い出してしまったのだ。

今日も酒がすすむ。では。

Tales of Another

2004年10月25日 音楽
ベーシストGary Peacockの1977年発表のリーダー作品。

ピアノはKieth Jarrett、ドラムはJack DeJohnetteのトリオ。

ピアノトリオ作品の中で、これ以上の作品を挙げろといわれたら、
今の私には思い浮かばない。

濃密でしかも緊張感あふれる演奏には、
何度聴いても、初めて聴いたときの衝撃がよみがえる。

・・・、
深夜に一人で飲みながら、CDを聴く毎日がしばらく続いている。
朝、起きるの最近つらいよ。。
そろそろ、現実にもどらなきゃ(笑)

La Scala

2004年10月24日 音楽
キース・ジャレット CD ユニバーサルクラシック 1997/05/25 ¥2,548
ラ・スカラ パート1
ラ・スカラ パート2
オーヴァー・ザ・レインボウ

私の好きなピアニストの一人、Kieth Jarrettのアルバムです。

ライナーノーツでKeith自身が書いているのですが、演奏後にスカラ座の関係者が感涙にむせびながら楽屋にいるKiethの元にやってきたそうです。

”The heart is where the music is.”

私も初めて聴いたとき、音の運びの美しさに心が奪われました。
彼のソロピアノの最高傑作と言えるのではないでしょうか。
ミシェル・ペトルチアーニ アンソニー・ジャクソン スティーヴ・ガッド CD ビデオアーツ・ミュージック 1999/10/15 ¥2,548

私の大好きなピアニストの一人、Michel Petruccianiの’97録音のアルバムを紹介します。
難病を抱えていた彼は残念なことにすでに亡くなり、
もう二度と彼の演奏を直に聞くことはできません。
このライブも私自身はまだ東京に行く前でしたので聞くことはできませんでした。
ただ、サークルの先輩はこの演奏を生で聞いておりまして、
その時の感動を練習室で演奏混じりに語ってくれたものです。

まさにピアノの化身と言われるのもわかる演奏内容です。

その中でも初回限定版にしか付いてこないTake the A Trainは特に圧巻。
この曲での3人の演奏は、とにかく凄い。
多分私はこれをライブで聞いていたら、失神していたのではないかと思うくらい。
最高潮に盛り上げるMichelのソロをそのままドラムのSteveが引き継ぎ、会場が一体となって叫ぶ。
それくらい彼らの演奏が絡みに絡み合って盛り上がっているのだ。

私も彼のプレイに非情に影響を受け、彼のフレーズを盗もうとした時期もあった。
それくらい影響を受けたMichel Petrucciani。
今でも何かに行き詰まったときによく聴く一人だ。

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